ペプチド

ペプチドとは、アミノ酸が2個以上連結して形成される分子のことを指します。アミノ酸同士はペプチド結合と呼ばれる特殊な結合でつながっています。ペプチドは、短いアミノ酸鎖からなるオリゴペプチド(2~20個のアミノ酸から成る)や、長い鎖から成るポリペプチド(21個以上のアミノ酸から成る)があります。生物の体内では、ペプチドはタンパク質の構成要素や、生理機能を調整するホルモン、神経伝達物質などとして重要な役割を果たしています。

例えば、インスリンはペプチドホルモンの一例で、血糖値を調節する重要な役割を担っています。その他にも、消化酵素や免疫応答に関わる物質もペプチドとして機能します。

ワンポイント

ペプチドはサプリメントとしても注目されており、美容や健康維持、筋肉増強などの目的で使用されています。コラーゲンペプチドは肌の弾力性を高め、関節の健康をサポートするとされています。また、特定のペプチドは筋肉の修復や成長を促進する効果があり、アスリートやボディビルダーに利用されています。しかし、サプリメントの効果には個人差があり、品質の確かな製品を選ぶことが重要です。正しい用法・用量を守り、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。