パーソナルジムを辞める理由は?原因やタイミング、辞めた後の状況などを146名に調査

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パーソナルジムを辞めた理由は?

株式会社HNWは、パーソナルジムに通ったことがある男女146名に対して、パーソナルジムを辞めた理由や通った期間、その後の運動習慣などに関するアンケート調査を実施しました。本ページでは、調査結果をご紹介します。

■調査実施の背景

近年、個別指導を行うパーソナルジムが急速に普及し、健康やフィットネスに関心を持つ人々の間で利用者が増加しています。一方で、ジムを途中で辞めるケースも少なくありません。

そこで今回の調査では、パーソナルジム利用者の実態を把握し、どのような理由でジムを辞め、その後の運動習慣がどのように変化したのかを明らかにすることを目的としました。

本調査では、性別や年齢といった基本的な属性情報のほか、通っていたジム名や退会理由、利用期間、退会後の運動習慣、再度の利用意向について、幅広い観点から質問を行いました。また、期待していたサポート内容と実際のギャップについても自由記述で回答いただくことで、より深い洞察を得ることを目指しました。

この調査を通じて、パーソナルジム業界の現状と課題を明確にし、ジム運営者やトレーナーが今後のサービス向上に向けて参考にできるデータを提供することを目指しています。

転載・引用について

本ページ掲載内容の著作権は、株式会社HNWが保有します。本ページの内容や図を利用する際には、「株式会社HNW」の記載をし、株式会社HNW( https://hnw-inc.co.jp/)とパーソナルジムPITEX(https://www.pitexfitness.com/)のリンクの設置をお願いします。

■調査概要

  • 調査期間:2024年10月12日〜2024年10月21日
  • 対象者:過去にパーソナルジムに通っていた経験がある男女146名
  • 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)

■調査からわかったこと

・パーソナルジムを辞めた理由で最も多かったのが「費用が高いから」。その次に「時間の都合がつかなかった」、「通うのが面倒になった」が続いた

・辞めるまでの継続期間は、「6ヶ月」が最も多く、2位に「3ヶ月」と続き、全体の76.71%を占めていた

・パーソナルジムを辞めた後、76.7%の方が別の運動を始めたと回答。そのうち88.39%が「自宅」や「24時間ジムなどフィットネスジム」で運動を続けている

・別のパーソナルジムに再度通う可能性はあるか?という質問には、「はい」が43.1%、「いいえ」が56.8%と、すぐの再開は考えていない人が多いという結果に。

146名に聞いた!パーソナルジムを辞めた理由は?

Q.パーソナルジムを辞めた主な理由は何ですか?(選択式)

  • 費用が高かった(74票)
  • 忙しくなり時間の都合がつかなかった(41票)
  • 通うのが面倒になった(36票)
  • トレーナーとの相性が合わなかった(26票)
  • トレーニングの効果を実感できなかった(25票)
  • ほかのジムや運動方法に変えた(12票)
  • その他(自由記述)(11票)
  • 期待したサポートが受けられなかった(9票)
  • 体調や健康上の理由(9票)

パーソナルジムを辞めた理由を聞いたところ1位が「費用が高かった」、2位が「忙しくなり時間の都合がつかなかった」、3位が「通うのが面倒になった」という結果になりました。

年代別で見ても「費用が高かったから」が最も多い理由でした。しかし、全体で2位の「忙しくなり時間の都合がつかなかった」は20代〜40代では同じく2番目に多い結果でしたが、50代、60代では低い数値となっています。

これは、50代、60代の人々がキャリアの終盤に差し掛かり、仕事の負担が減少することで時間の柔軟性が高まることや、健康維持への意識が強く、ジム通いを優先する傾向があるためと考えられます。

その他では、店舗の衛生面や環境の変化などがありました。

  • 店舗の換気や衛生面が気になったため
  • 転職や結婚などで引っ越しをし、通うには遠くなった
  • 目標を達成して自分でできるようになったため
  • トレーニングメニューがきつすぎた
  • 担当トレーナーの方が辞めてしまったため

店舗の衛生面では、換気の悪さやシャワールーム・更衣室の清潔さへの不満がありました。これらはトレーニングの質には直接関係しないものの、快適さや安心感に影響を与える要因です。特に女性のお客様は衛生面を気にする方が多いです。

また、転職や結婚などのライフイベントに伴う引っ越しも理由として見られました。立地やアクセスの良さが継続性に大きく影響することが示されています。一方で、目標を達成して自分でトレーニングができるようになったため辞めたという前向きな理由もありました。

その他、トレーニングがきつすぎた、担当トレーナーが退職したなどの声も挙がっています。これらはお客様の体力やトレーニングの継続性を考慮したメニュー設計やスタッフの安定的な配置の必要性を示唆しています。

パーソナルジムに通った期間(辞めたタイミング)は?

Q.パーソナルジムを辞める前、どれくらいの期間通っていましたか?(選択式)

  • 6ヶ月(57票)
  • 3ヶ月(55票)
  • 12ヶ月(17票)
  • 1年以上(10票)
  • 1ヶ月未満(7票)

パーソナルジムに通った期間について、最も多かったのは「3〜6ヶ月」で、全体の112名(76.7%)が該当しました。次に多かったのは「12ヶ月」で、17名(11.6%)と続いています。また、「1年以上」通った人は10名(6.8%)、「1ヶ月未満」の短期間で辞めた人は7名(4.8%)でした。

この結果から、多くの利用者が半年程度の期間を区切りとしてパーソナルジムの利用を終了していることが伺えます。半年という期間は、一般的に体力や外見の変化を感じ始める時期と重なるため、多くの人が一定の満足感を得て通うことをやめる傾向にあると考えられます。

パーソナルジムを辞めた後に別の運動を始めた?

Q.パーソナルジムを辞めた後、別の運動を始めましたか?(選択式)

  • はい:112名
  • いいえ:34名

パーソナルジムを辞めた後に別の運動を始めたかについて、「はい」と回答した人は112名(76.7%)で、「いいえ」と回答した人は34名(23.3%)でした。

「はい」と回答した112名のうち、最も多かったのは「自宅でトレーニングを行っている」人で53名(47.3%)が該当しました。次に多かったのは「24時間ジムなどフィットネスジムに通い始めた」人で、46名(41.1%)と続いています。

また、「ほかのパーソナルジムに通い始めた」人は8名(7.1%)、「オンラインのサービスに切り替えた」人は5名(4.5%)でした。

この結果から、多くの人がパーソナルジムを辞めた後も何らかの運動を継続していることがわかります。特に、自宅でのトレーニングや24時間ジムの利用が多いことから、手軽さや自由度を重視する傾向が伺えます。

一方で、再度パーソナルジムに通う人やオンラインサービスを利用する人が少ないことから、パーソナルジム特有のサポートや指導の必要性を感じていない、あるいは他の手段で十分であると考えている可能性が考えられます。

「はい」と回答した人の詳細は以下の通りです。

  • 自宅でトレーニングを行っている(53票)
  • 24時間ジムなどフィットネスジムに通い始めた(46票)
  • ほかのパーソナルジムに通い始めた(8票)
  • オンラインのサービスに切り替えた(5票)

「はい」と回答した人の詳細から、パーソナルジムを辞めた後に選択される運動形態の傾向が見えてきます。

最も多かった「自宅でトレーニングを行っている」人は全体の47.3%を占めています。この結果から、パーソナルジムで得たトレーニングの知識やスキルを自宅で活用する人が多いことがわかります。

自宅でのトレーニングは、費用がかからず、好きなタイミングで取り組めるという手軽さが魅力となっています。また、パーソナルジムでの経験が、自己流トレーニングへのハードルを下げている可能性も考えられます。

次に多かった「24時間ジムなどフィットネスジムに通い始めた」人は41.1%でした。これらのジムは低価格で柔軟に利用できるため、時間の制約が少なく、自分のペースで運動を続けられる点が支持されています。特に、パーソナルジムでの個別指導の必要性を感じなくなった人や、より自由な環境を求める人にとって魅力的な選択肢となっています。

一方で、「ほかのパーソナルジムに通い始めた」人は7.1%にとどまりました。再度パーソナルジムを選んだ理由としては、前回のジムで満たされなかったニーズを他のジムで補いたいという意図が考えられます。この少ない割合から、多くの利用者がパーソナルジム以外の選択肢に満足している、または費用や時間の問題で再選択が難しいと感じていることが推測されます。

「オンラインのサービスに切り替えた」人は4.5%でした。この数字はまだ小さいですが、オンラインフィットネスサービスの需要が徐々に増えていることを示しているとも言えます。特に、移動時間が不要で自宅で完結する利便性は、忙しい人にとって有力な選択肢となっているようです。

これらの結果を踏まえると、利用者のニーズは「手軽さ」「自由度の高さ」にシフトしていることが伺えます。一方で、パーソナルジムの強みである「個別サポート」や「専門性」を再評価し、適切にアピールすることが、競争力を保つための鍵となるでしょう。

再度(別の)パーソナルジムに通う可能性は?

Q.別のパーソナルジムに再度通う可能性はありますか?(選択式)

  • ある:63
  • ない:83

パーソナルジムを辞めた人に対し、再度通う可能性について尋ねたところ、「ない」と回答した人が83名(56.8%)と過半数を占め、「ある」と回答した人の63名(43.2%)を上回りました。この結果から、一度退会した利用者の多くがパーソナルジムへの再入会に慎重であることがわかります。

  • しばらくは再開する予定はない(58票)
  • 機会があれば再開したい(49票)
  • 再開するつもりはない(25票)
  • はい、近い将来再開したい(14票)

「しばらくは再開する予定はない」と回答した人が最も多く、全体の58票に上りました。これは、現在のライフスタイルや優先事項の中でパーソナルジムの優先順位が低いことを示唆しています。費用や時間、負担感といった要素が引き続き障壁となっていると考えられます。

一方で、「機会があれば再開したい」という回答が49票と、再入会に対する前向きな姿勢を示した人も一定数見られました。この層は、今は状況が整っていないものの、将来的に条件が合えば再び通いたいと考えている可能性があります。ここには、料金プランの柔軟性やアクセスの良さ、ライフスタイルに寄り添った提案が効果的に働く余地があると言えます。

「再開するつもりはない」と明確に回答した25票については、パーソナルジムそのものへの価値を見出せなくなっていることが背景にあると考えられます。この層では、過去の利用経験で不満を抱えたことや、ほかの運動方法で満足していることが理由として考えられます。

「はい、近い将来再開したい」と回答した14票は、再入会に積極的な方を指しています。この少数派は、費用や時間の問題がクリアされることで再入会が現実的になる可能性が高いです。この層に対しては、短期間のプランやトライアルの提案が有効でしょう。

全体として、「ない」という回答が多い一方で、条件次第で再開を検討する余地がある層が一定数存在しています。これを踏まえると、パーソナルジム側がお客様のライフスタイルや経済的背景を考慮した柔軟なプランを提示することが、再入会を促進するポイントとなると言えます。

また、過去の退会理由を分析し、これを改善した上で再入会キャンペーンを展開することが有効なアプローチとなるでしょう。

パーソナルジムに期待していたことや実際に通った際に感じたギャップは?

Q.パーソナルジムに期待していたことや、実際に通った際に感じたギャップは何ですか?(自由記述)

パーソナルジムに期待していたことや実際に通った際に感じたギャップについては、以下の9個のカテゴリに分類することができました。

  1. 費用に関する不満
  2. トレーナーとの相性や対応に関する不満
  3. トレーニング内容と期待のギャップ
  4. 食事管理やサポートの不足
  5. モチベーションや精神面でのサポート不足
  6. 施設や環境に関する不満
  7. 期待と実際の成果の差
  8. 通うことの負担感
  9. その他の不満やギャップ

1. 費用に関する不満

  • 費用が高い割に効果が感じられなかった
  • 価格の割にパーソナルではないジムとダイエット効果は変わらなかった
  • 費用対効果が低く感じた
  • 継続するのが経済的に厳しい
  • 追加料金がかかり、想定外の出費になった

費用に関する不満は、お客様の満足度に大きく影響します。パーソナルジムでは高額な料金設定が一般的ですが、そのために「費用対効果が低い」と感じられることも多いです。

特に、入会時に想定していなかった追加料金が発生する場合には、不信感や不満が募る原因となります。大手パーソナルジムを中心に、入会時にプロテインやサプリメントの販促が行われますが、そのような形式に不安を覚える方も多いようです。

また、短期間で成果が得られると期待していたものの、効果が現れるまでに時間がかかる場合、継続すること自体が経済的に難しくなるケースもあります。これを改善するには、契約時点で料金体系を明確に説明することが重要です。

お客様が納得できるコストとメリットを感じられるよう、費用対効果を見える化する工夫も必要です。また、短期間でも効果を感じられるプログラムや、手軽に試せるプランを用意することで、お客様が安心してジムを利用できる環境を整えられるでしょう。

2. トレーナーとの相性や対応に関する不満

  • トレーナーとの相性が悪く通うのが嫌になった
  • トレーナーが高圧的で、対応が親切ではなかった
  • トレーナーとのコミュニケーションが取りにくく、話しづらいと感じた
  • トレーナーの態度が冷たくなり、会話中もスマホをいじっていた

トレーナーとの相性や接客態度が、お客様の満足度に大きな影響を与えています。高圧的な対応や、冷たく感じる態度があると、お客様はトレーニングそのものへのモチベーションを失いやすくなります。

また、コミュニケーションが円滑でないと感じた場合や、トレーナーがスマホをいじるなど集中していない様子が見られる場合には、不信感を抱かれる可能性があります。

お客様との信頼関係を構築するには、適切なコミュニケーションスキルが求められます。定期的にトレーナーの接客スキル向上の研修を行うことや、フィードバックをもとにしたサービス改善を進めることで、トレーナーとお客様双方が満足できる関係を築けるでしょう。

トレーナーは食事やトレーニングの知識だけではなく、前提としてサービス業であり、基本的な接客スキルも求められます。そのため、スキル向上や研修の中に接客に関する項目を設けるなど、トレーナーの基本的な質の向上も重要となります。

3. トレーニング内容と期待のギャップ

  • トレーニングが想像よりもきつかった
  • トレーニングが画一的で、自分に合った内容ではなかった
  • トレーニングのノルマが厳しく、自分のペースでできなかった
  • 家でできるトレーニング内容が多く、パーソナルでなくても良いと感じた
  • 短期間で成果が得られると思っていたが、時間がかかりすぎた

パーソナルジムには「自分に合った特別なトレーニングが受けられる」「短期間で結果が出る」という期待を抱いて通い始める方が多いですが、内容が厳しすぎたり、画一的だったりすると、不満につがります。

特に「家でできる内容ばかり」「他のジムでも同じようなトレーニングが可能」と感じると、わざわざ高額な料金を払って通う意味が見出せなくなりがちです。加えて、厳しいノルマが課されると、「続けられない」と挫折してしまうケースもあります。

昨今トレーニングや食事の基本的な情報は、YouTubeなどで気軽に得られるようになっています。そのため、基本的な知識やノウハウに加えて個別に最適化されたアドバイスやサポートが求められます。

パーソナルジムならではのメリットを感じてもらうためには、お客様の体力や目標に応じて柔軟にプランを提供することが大切です。無理のないペースで小さな達成感を積み重ねられるようにすると、満足度が向上します。

また、家では得られない専門的な指導や目標達成に向けた具体的なプログラムが用意されていると、パーソナルジムの価値を実感してもらいやすくなります。

4. 食事管理やサポートの不足

  • 食事管理が厳しく、つらかった
  • 食事指導が抽象的で、もっと具体的な指示が欲しかった
  • 食事管理が自己管理に委ねられ、サポートが不十分だった。
  • 思った以上に食事制限が厳しかった

食事管理はトレーニング成果に直結する重要な要素ですが、抽象的な指導や過度な制限はお客様の負担感を増やします。

特に、具体的なメニュー例が提示されず、自己管理に委ねられる場合には「サポートが足りない」と感じるケースが多いです。逆に、過度に厳しい制限は、ストレスを生む原因になります。

食事管理の指導には、お客様の日常生活に合った現実的なアプローチが必要です。例えば、簡単な調理法や手軽に取り入れられる食材の提案を行うと、実践しやすくなります。

また、お客様のペースに合わせた柔軟なアドバイスを心がけることで、負担を軽減しながら効果を高めることが可能です。

5. モチベーションや精神面でのサポート不足

  • トレーナーに励ましてもらえず、逆に責められたと感じた
  • モチベーションを維持できず、続けられなかった
  • ストレスが増え、トレーニング自体が嫌いになってしまった
  • 運動好きのトレーナーのテンションについていけなかった

トレーニングの成功には、肉体面だけでなく精神面でのサポートも不可欠です。励ましが少なく、逆に厳しい言葉がけが多いと、利用者はプレッシャーを感じ、続けることが負担になります。

また、トレーナーのテンションが高すぎたり、自分に合わないと感じた場合もストレスの原因となります。精神的な支えや励ましがあると、お客様が前向きにトレーニングに取り組みやすくなります。

モチベーションを高めるためには、お客様のペースに寄り添ったサポートが重要です。小さな達成を認めたり、日常の進歩を一緒に喜ぶことで、無理なく続けやすくなります。

また、お客様がプレッシャーを感じないようなフィードバックを心がけると、トレーニングが楽しみになり、精神的なストレスも軽減されます。

総じてパーソナルトレーニング(ジム)には、個別最適化が求めれていると言えます。そのため、サポートの形式もお客様の特徴に合わせた対応を実施することが望ましいでしょう。

6. 施設や環境に関する不満

  • ジムの設備が期待していたほど良くなかった
  • シャワー室や更衣室が清潔でなく快適でなかった
  • 通っている人が多く、トレーニング中に周りの目が気になった

パーソナルジムに通う際、設備や環境も大きなポイントです。特に、清潔で快適な施設環境が整っていないと、不快に感じるお客様が多いようです。

例えば、シャワー室や更衣室が清潔でなかったり、設備が十分でない場合、トレーニングの質にも影響が出ます。また、他の利用者が多く、集中できない環境はモチベーション低下の一因にもなります。

調査結果から女性のお客様が衛生面に不満を感じる傾向がありました。そのため、女性向けや女性のお客様が多いジムではより衛生面に気を付ける必要性が高いでしょう。

ジム内の設備が整い、清潔な空間が提供されていることは、お客様が快適に通える大きな要素です。設備のメンテナンスを定期的に行うほか、お客様がリラックスできる環境作りを意識すると、満足度も高まります。事前に体験や見学ができると、設備の様子を確認でき、通うイメージも湧きやすくなります。

7. 期待と実際の成果の差

  • 効果が期待したほど現れず、がっかりした
  • 効果が早く出ると期待していたが、時間がかかった
  • 効果は出たが、期待していた結果と違った

パーソナルジムには、短期間での変化や成果を求めるお客様が多いですが、実際には個人差があるため、期待通りの結果がすぐに出ないこともあります。

特に、「もっと早く効果が出ると思っていた」「期待していた結果と違った」といった声は、焦りや不安につがりやすく、途中でやめてしまう原因となりがちです。結果の目安や進捗を事前に共有することで、このギャップを減らすことが可能です。

例えば、小さな進捗も丁寧にフィードバックすることで、達成感を感じやすくなります。具体的には、「一定期間ごとに測定を行い、成果を確認する」「目に見えにくい成果も分かりやすく説明する」など、進捗を共有する工夫がギャップを埋めるのに効果的です。

8. 通うことの負担感

  • 仕事や私生活が忙しく通うのが面倒になった
  • 最寄り駅でなくアクセスが悪く、通いづらかった
  • 通う回数が少ない割に料金が高く、負担を感じた

パーソナルジムに定期的に通うためには、アクセスや時間の調整が重要です。生活や仕事での忙しさが増すと通うのが難しく感じられ、「面倒」「通いづらい」と感じるようになることも少なくありません。

特に、最寄り駅から遠い場合、通い続けるハードルが高くなりがちです。アクセスの良さや、時間の融通が利くと、無理なく継続できると感じられるでしょう。

仕事帰りや休日に利用しやすい立地、営業時間の柔軟な対応があると、お客様が通いやすくなります。また、忙しい時期に合わせた予約調整の柔軟さや、アクセスの良い場所でのプランが提供されていると、ジムへの負担感が軽減されます。

9. その他の不満やギャップ

  • 自分に合ったアドバイスが期待通りではなかった
  • トレーニング内容が自分が期待したものと違っていた
  • 続けて通うのが窮屈で、自由に動けないと感じた
  • 一人では続ける自信が持てず、辞めてしまった

お客様の目的や希望に沿った柔軟な対応が求められますが、期待に反して一般的なアドバイスや一律のメニューだったと感じることも多いようです。個別対応が求められるパーソナルジムでは、一人ひとりのニーズに応える柔軟さが重要です。

具体的にどのようなアプローチがされるか、事前に確認しておくことが満足度を高めるためのポイントになります。お客様のペースに寄り添い、柔軟にプランを調整することで、ジムへの信頼感が向上します。また、プレッシャーを軽減するために、楽しみながら続けられる工夫を取り入れることも有効です。

参考:調査対象者が通っていたパーソナルジム

Q.通っていたパーソナルジム名を教えてください。(自由記述)

今回の調査で、調査対象者の方が通っていたパーソナルジムは以下の通りです。

※順不同・重複削除済み

  • ViVi-UP
  • BEYOND
  • RIZAP
  • リアルワークアウト
  • ドクタープラスフィット
  • リボーンマイセルフ
  • アンドゥスーパーボディ
  • ハコジム
  • DAC
  • GYMS
  • カラダデザイン
  • 女性専門パーソナルジムリメイク/リーンメイク
  • Dr. TRAINING
  • needs
  • プライベートジムHPER
  • HPER
  • O2GYM
  • チキンジム
  • MYBODYLABO
  • アクトス
  • 24/7Workout
  • アップルジム
  • エクササイズコーチ
  • BONITO
  • ムーバス
  • パーソナルジムRat
  • サニーフィット
  • Kickboxing Academy Sapporo
  • 津市 TGPファンクショナルトレーニングジム パーソナルトレーニング
  • かたぎり塾
  • UNFIX
  • プライベートジム フラワー
  • Smile Bodymake Studio
  • B CONCEPT
  • Will’s
  • EATMOVE
  • ownBdoo
  • SWITCH BODY
  • パーソナルマシンピラティススタジオYUZU
  • W2パーソナルジム
  • THE PERSONAL GYM
  • FIT JIEMY
  • Bamboo
  • パーソナルジムVISTA
  • CLUB?J
  • タクト8
  • 51.5 TRANSACTION JIM
  • base1
  • STELLA
  • ミヤザキジム
  • ワールドプラスジム
  • パーソナルトレーニングジムGOODSUNPLUS
  • Gravity
  • スターライトフィットネス
  • 高松クロスフィット
  • HOGSTUDIO
  • POSCLE パーソナルスタジオ
  • THE GYM ONOMICHI
  • Aid
  • マッスルラボ大森
  • パーソナルダイエットsalon Nana no moe
  • パーソナルジム Studio Zero Gravity
  • パーソナルトレーニングSWITCH

さいごに

今回のアンケート調査では、パーソナルジムを辞めた理由として「費用の高さ」「時間的な負担」「トレーナーやサービス内容への不満」など、さまざまな要因が明らかになりました。

これらの理由は、いずれもお客様の満足度や継続意欲に直結するものであり、パーソナルジムの経営における重要な課題であることが分かります。

現時点で、このような理由を一つずつ解消できるパーソナルジムを運営すれば、退会者を減らし、継続的な利用者を増やすことが期待できます。パーソナルジムに通い続けることは、お客様の目標達成や未来の健康に大きく貢献するだけでなく、ジムの安定的な経営にもつながります。

パーソナルジムが本当にお客様のことを考えるのであれば、これらの辞める理由を排除し、安心して通える環境を提供することが求められます。

それは単なるビジネス上の改善ではなく、お客様一人ひとりの人生にポジティブな変化をもたらす使命感にもつながるでしょう。

パーソナルジムの経営者として、お客様の声に耳を傾け、一つでも多くの退会理由を解消する努力を続けることが重要です。その取り組みが、長期的な信頼と成果を生み出し、パーソナルジムの価値をさらに高める原動力となるはずです。

■株式会社HNWの会社概要

  • 会社名:株式会社HNW(HNW Inc.)
  • 所在地:静岡県静岡市駿河区南町3-25 SOZOSYA南町ビル1階
  • 代表者:代表取締役 塙雄貴
  • 設立:2023年12月19日
  • 事業内容:パーソナルジム事業
  • URL: https://hnw-inc.co.jp/

■パーソナルジムPITEXについて

パーソナルジムPITEX(ピテクス)は習慣化に焦点を当て、最終的にはお客様一人一人がご自身でダイエットやボディメイクを継続できることを目標としています。ダイエットやボディメイクにおいて大切なのは習慣化であり、食事や運動の正しい知識とともに継続することで、無理なく理想の身体を維持することができると考えています。PITEXでは、ダイエットやボディメイクを1つのスキルと捉え、習慣化することにより、日常生活にボディメイクを取り入れた、ボディメイクやダイエットで悩まない新しいライフスタイルの構築をサポートします。

URL: https://www.pitexfitness.com/

■転載・引用について

本ページ掲載内容の著作権は、株式会社HNWが保有します。本ページの内容や図を利用する際には、「株式会社HNW」の記載をし、株式会社HNW( https://hnw-inc.co.jp/)とパーソナルジムPITEX(https://www.pitexfitness.com/)のリンクの設置をお願いします。

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この記事を書いた人

塙雄貴

1996年生まれ。パーソナルジムPITEXトレーナー。所有資格:NSCA-CPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会)、健康運動実践指導者。「パーソナルジムやダイエット、ボディメイクに役立つ情報をお届けします。」